感染経路

主な感染経路は3点あります。

接触感染:
ウイルスのついたタオルやスマートフォンなどを触りウイルスが口や目の粘膜から入り込んで感染します。
糞口感染:
便に長期間にわたってウイルスが排出されており、便から感染します。
飛沫感染:
感染している人の咳やくしゃみで飛び散る唾液に含まれたウイルスを吸い込んで感染します。

潜伏期間

5~7日程度

症状

アデノウイルス症状
  • 咽頭結膜熱:発熱、のどが赤くなる、のどの痛み、目が赤くなる、目やに
  • 流行性角結膜炎:目が赤くなる、目やに
  • 胃腸炎:おなかが痛い、下痢
  • 急性気管支炎・肺炎:咳、のどの痛み、発熱
  • 出血性膀胱炎:おしっこに血が混じる、おしっこするときに痛い

診断

迅速検査:
のどの奥や鼻の中を綿棒でこすって診断キットで検査します。約10分で結果が出ます。

治療

対症療法(症状を緩和する治療)を行います。

こんなときにはすぐに病院へ

  • 熱性けいれん
  • 水分やミルク・母乳を飲む量が少なくなったとき
  • ぐったりしているときには受診してください。

予防法

アデノウイルスは感染力が強いので、家庭内で感染を広めないように予防が大切です。
手洗い・うがい、感染している人とタオル・食器を分けましょう。
ドアノブやスイッチなどの共用部分はこまめに消毒しましょう。

登園・登校基準

発熱、目の症状、のどの症状がなくなってから2日間を過ぎるまでは出席停止です。