感染経路
主な感染経路は2点あります。
- 飛沫感染:
- 感染している人の咳やくしゃみで飛び散る唾液に含まれたウイルスを吸い込んで感染します。
- 経口/接触感染:
- 便や水疱(すいほう)の中のウイルスが手に付き、口や目を触ることで、粘膜からウイルスが入って感染します。
症状が落ち着いても3〜4週間は便の中にウイルスが排出されるので感染に注意が必要です。
潜伏期間
2~4日程度
症状
- 高熱、のどの痛み、のどが赤くなる、口の中(軟口蓋:上あごの奥のやわらかい部分)に水疱ができます。
- 2〜4日程度で熱は下がり、水疱も徐々に消えます。
- 口の中の水疱は痛みもあるので、食事や水分がとれずに脱水になる可能性があり、注意が必要です。
診断
特徴的な口の中の水疱の症状、流行する季節(夏に多い)などにより総合的に診断します。
合併症
熱性けいれん、髄膜炎などがあります。
治療
対症療法(症状を緩和する治療)を行います。
こんなときにはすぐに病院へ
- 水分やミルク・母乳を飲む量が少なくなったときは受診してください。
登園・登校基準
発熱や口の中に水疱がみられる間は出席停止です。
食事がとれるようになり、全身の状態が回復して良くなれば登校可能です。