概要

かぜの正式名称は急性上気道炎です。

かぜの主な原因はウイルス感染です。原因となるウイルスがのどや鼻の奥の粘膜に感染して炎症を起こし、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、咳、のどの痛み、発熱、痰がらみなどの症状が出ます。これらの症状をまとめてかぜと呼びます。

かぜの治療は体を休めて、症状に応じた対症療法(症状をやわらげる治療)を行います。かぜのウイルスにはたくさんの種類があります。異なるウイルスにかかって何度もかぜをひく場合や、一度かかったウイルスに繰り返しかかる場合もあります。

多くの場合、症状は2〜3日程度で改善し、1週間程度で治ることが多いです。

いつまで経っても症状が続く、症状が悪化したという場合は、再度の受診が必要です。

治療

発熱や頭痛、たんなどの症状をやわらげる対症療法を行います。

かぜの原因はほとんどがウイルスのため、抗菌薬の使用は必要ありません。

看病しながら注意するポイント

  • 熱が4~5日以上継続する
  • 発疹や充血、耳や首の痛み、口や手が赤くなってきたなどの他の症状が出てきた
  • ぐったりしている
  • 症状が続く
  • 呼吸が苦しそう
  • 水分や食事が取れず、おしっこも出ない

このような場合は再度の受診をお願いします。