感染経路

溶血性連鎖球菌という細菌に感染しています。感染力が強いため、家族や兄弟にも移りやすいです。
主な感染経路は2点あります。

飛沫感染:
感染している人の咳などで飛び散る唾液に含まれた細菌が口や鼻、目の粘膜から入り込んで感染します。
接触感染:
感染している人と直接接触したり、細菌のついたドアノブやおもちゃを触ったりして手に付いた細菌が口などから入り、感染します。

潜伏期間

2~5日程度

好発年齢

3~10歳

症状

  • 発熱(38度以上)
  • のどの痛み・のどが赤い
  • 発疹
  • イチゴ舌(舌にイチゴのようなブツブツができる)
症状

診断

迅速検査:
綿棒などでのどの奥をこすって、診断キットで検査します。10分程度で結果がわかります。

合併症

リウマチ熱:
溶連菌に感染後、2〜3週間経ってから関節の強い痛みや心臓に炎症が起こります。適切に治療を行わないと心弁膜症になり、心臓のはたらきが悪くなることがあります。
急性糸球体腎炎:
溶連菌に感染後、10日程度経ってからみられる腎臓の炎症です。顔やまぶた、足のむくみやコーラ色のおしっこが出る、おしっこの量が減る・泡立つ、頭痛や吐き気がみられた場合は受診してください。

治療

抗菌薬による薬物療法が中心になります。抗菌薬を5~10日間飲み続けます。症状が良くなったとしても途中でやめることはせず、服用方法を守って飲み切りましょう。

登園・登校基準

適切な抗菌薬の治療を開始してから24時間が経過し、全身の状態が良ければ登園・登校可能です。